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本日は、慶應義塾体育会柔道部の皆さん、そして三田柔友会の皆さん、125周年という長い輝かしい歴史の上に立ってのこの記念式典、心からお祝いを申し上げます。そして、柔道部の次に創設されました三田剣友会、剣道部を代表して一言、最先任の柔道部の皆さん、また柔友会の皆さんにお祝いを申し上げたいと存じます。また今、唐木常任理事からお話がありましたように、武道に端を発した体育会各部、敗戦と同時に大変数奇な運命をたどった時期がありました。それは、柔道部そして剣道部、同じ苦難の道を歩んだわけであります。そして、その苦難の歴史は、あるいは剣道の方が学校体育に復活するのが遅れましただけ、苦しい時期が続いたのかもしれません。そして現在、それぞれの武道を学ぶ私たち、当時、占領下にその火を消さないために、一生懸命その道を守り続けていただいた当時の先輩方に対し、心からの敬意を忘れることはできない、そう考えております。 剣道部は、来年125周年を迎えます。一年弟であります。それだけに、最先任の兄貴分が今日どのような式典をされるか、来年の参考にもさせていただこうと、三田剣友会は何人か多数お邪魔をさせていただきました。そして、なるほどやっぱり兄貴分がやることはうまいなあ、改めて敬意を表しております。ただ私は今日、柔友会並びに体育会柔道部に最高の敬意を表していると思います。実は、心臓の僧帽弁狭窄断裂という突発性の病気で死にかけましてから、入院、手術をし、今日この式典に間に合うように、午前中一生懸命に退院をしてまいりました。 ちょっと出そびれましたために、病室にまだ半分ぐらい荷物を置きっぱなしでありますけれども、この時間に間に合わなかったら兄貴分に申し訳ない。1ヵ月半で全力で切開手術の後を治して、ここに間に合ったということは、柔道部に対する、柔友会に対する最高の私の敬意の評価であります。どうか、来年私たちが125周年を迎えましたときには、こんなことでお祝いを申し上げる方が柔道部にないように、そして柔友会の皆さんもたくさんお出でをいただきますように、今からお願いを申し上げて、お祝いの言葉にいたします。本当におめでとうございます。 記念式典のページへ戻る >>
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