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ただ今ご紹介をいただきました、奥村でございます。三田柔友会の125周年誠におめでとうございます。早稲田大学の柔道部を代表いたしまして、心よりお祝いを申し上げたいと思います。 三田柔友会は、いまさら申すまでもないのですけれども、最も長い歴史と、また学生柔道界の草分け的な存在として、私どもは認識をしているわけでございます。私も講道館の少年部の頃から、名誉会長の水谷先輩やら、亡くなられました朝飛(速夫)先生、清水(正一)先生に、講道館に来るといつも稽古をつけていただきまして、大変懐かしい思い出がございます。また、昭和30年の前半の頃でしょうか、私が明治高校におるころには、慶應高校はもうその頃に全国の高校のトップの位置にございまして、現会長の渡邊明治さん、阿部大助さん、橋本さんなど、大変活躍をされておりました。その後、私の方も大学に進んでからは、慶應さんとは何度も何度も試合をいたしました。どういうわけか、阿部大助さんとは高等学校の頃から何回も当たるんですね。都合4回程やりまして、勝ったり負けたりしまして、最後私が足を持たれて負けたんですけれども、これが今でも非常に悔しいことでございます。 特にこの、昔の早慶戦の話をちょっといたしますが、当時は何しろ非常に異様な雰囲気の中で、先輩も、観ているお客さんも選手たちも、非常に興奮をしまして、一種異様な独特の早慶対抗試合ではなかったかと今でも思います。その所為か、学校を卒業して皆さんにお会いしますと、非常に懐かしさが込み上げまして、楽しくなるのでございますけれども、これがやはり、よその学校とはまた違った、早慶の素晴らしさではないかなと感じております。 先ほどから慶應復活というお話がございましたけれども、残念ながら我が方の早稲田もともに学生柔道界の中では低迷をしているわけでございます。ひとつ、これは両校のOBの共通の思い、あるいは願いではないかと思うのですが、一日も早く両校が学生柔道界の中で上位で覇を争うというのを心待ちにしております。柔道部の皆さんの、今後ますますの発展を願いまして、お祝いの言葉とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 記念式典のページへ戻る >>
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