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こんにちは。元主務の野上恭平です。
引退して4ヶ月、久しぶりに柔道部について執筆し、既に懐かしさを感じております。週6日していた柔道も今では月1回の頻度になりました。磨き上げた技術、鍛え抜いた肉体も作り上げるのには時間がかかっても崩れ落ちるのは一瞬と言うことを、日々実感しております。ですが、離れた分、前向きに、楽しく柔道ができるようになりました。執筆している今日も学生たちが関西遠征ということで、実家近くの町道場で柔道をしておりました。来月からはOBとして毎回の先輩稽古に参加して参りたいと思います。

先日、同期の松永、猪熊、進士、小林と引退して初めて飲みに行きました。ついこの間までは嫌でも顔を合わせていた同期ということもあり、久しぶりに会う感覚は新鮮でした。久しぶりに自分の素を出すことができたと思います。人と人の繋がりが薄くなってしまっている、今の世の中において、私の青春を過ごした塾柔道部は特異な場所でした。悪く言えばデリカシーがないと言うのかもしれませんが、相手に対して直接思っていることを伝えあえる関係性を築くことができる唯一のコミュニティです。時にも落ち込むこともありましたが、今はそれも含めて良い思い出です。特にここまで一緒に過ごしてきた同期たちは、自分自身に取って宝のような存在です、自分を飾ることなく相手と真正面から語り合えるそんな人と今後何人会うことができるでしょうか。こんな同期たちと出逢わせてくれた柔道部には、頭が上がりません。

また、ありがたいことに最終学年次には主務を拝命させていただいたこともあり、他の同期に比べてよりOBの先輩方にお世話になる場面が多くありました。中でも鬼谷一貴先輩には主務業を始め、就職活動やその他多くの場面でお世話になりました。毎月の理事会後に鬼谷先輩と過ごす時間が楽しみでした。この場を借りてお礼を申し上げます。

私にとって柔道部は第2の家族のような存在です。それは引退後も変わりません。
後輩たちの活躍は自分ごとのように嬉しいですし、後輩の敗北は自分が負けたかのように悔しいです。私たちが残せたものは必ずしも良いものではないと思います。しかし、少しでも後輩たちのためになるものを残せていれば幸いです。
末筆にはなりますが、塾高を含め7年間大変お世話になりました。頂いたご恩は長い柔友会会員人生を通して後輩たちに還元して参りたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。