なぜこんなにも意見が合わないのだろう。まあ仕方ない、生きてきた道が全く違うんだから。振り返ってみれば、ぶつかり合うことが多く、心を砕いて、ただ前に進めるようにと奮闘した4年間だったと思います。
「どうして4年間、最後まで部活を続けられたのか。」
自問自答した時に浮かんだのは、部のみんなの違いを受け入れた上で好きだったこと、最後まで続けたからこそ得られる達成感(自己満足)を得たいと思ったこと、そして、部活を支えてくださるOB•OGの方々に笑顔で卒部したことや感謝を伝えたいと思ったことの3つでした。
「最後まで部活動続けて本当に良かった?」
沢山の人に聞かれたこの質問ですが、私は最後まで部活動を続けて良かったと心から思います。それは、上記3つが満たされただけでなく、今後の人生で1番重要な、辛いことをどう乗り越えていくのかという問題に向き合える力を養うことができたからです。部活動での辛さの原因は人それぞれ違うと思いますが、その時の辛さはきっとその人の日常生活に触れてくるぐらいに苦しいものだと思います。4年間の部活動の中でその辛さは何度もやってきます。だからこそ、その辛さに対して真正面から向き合うのか、少し回り道をしながら向き合うのか、日々模索し続けることで、辛さへの向き合い方を学ぶことができると思います。
4年間の部活動で何を得たいのか、何を学びたいのか考え、OB•OGの方々や同期、後輩たちに支えられて、やりきったからこそ、最後の最後に、自分にとって最高の部活だった!と思うことができました。4年間、大変お世話になりました。
最後になりますが、日々愛情を持って慶應義塾體育會柔道部を支えてくださる全ての方々に、この場を借りて深く御礼申し上げます。