昨日早慶戦が終わり、後片付けや御報告など、諸々のやる事がある程度終わった今、日誌を書いています。

誰にむけて書いている文章なのかよくわからないし、真面目な文章はなるべく書かないように心がけていたけれど、今日くらいは真面目に書こうと思います。

1年生の8月に途中入部して3年間、本当に色々なことがありました。

強くなる為なのか、何も上手く行かない自分を変える為なのか、ねじ曲がった根性をたたき直す為なのか。

どうして柔道部に入部しようと決意したのか、今では良く思い出すこともできません。

最初の数か月は練習についていく事すらできず。
慣れてきたと思ったら何かの縁で、副務として部の運営に関わらせていただくことになり。
気付けば主務という、身に余る光栄と大役を、一年間務めておりました。

僕が主務を務めてから、どれだけの迷惑を先輩、同輩、後輩にかけてきたのか、正直想像する事すら怖いです。

選手として、主務として。

お世辞にも優秀でない僕ができる事と言えば、どんな理不尽や辛い事が起きても、その責任は他人ではなく自分に求める。本当にそれ位でした。
今思えばそれすらもできていたか怪しい物ですが。

そんな僕が曲がりなりにも主務を一年間、いえ、三年間柔道部で頑張り続けることが出来たのは、間違いなく同期の御陰でした。

死にそうな顔ばかりしている僕にイライラするどころか、いつも心配してくれて。

僕がするべき仕事なのに、嫌な顔一つせず手伝ってくれて。

実力差が明らかに大きいのに、喜んで僕と柔道をしてくれて。

何よりも、僕を同期として受け入れてくれて。

正直な事を申し上げますと、今の4年生には感謝してもしきれません。

安藝は僕が失敗しても笑って慰めてくれて。
鬼谷は会う度何時も僕をねぎらってくれて。
近藤は何時も僕を心配して、叱ってくれて。
郡司は落ち込んでいる僕を見ると乱取に誘って元気づけてくれて。
新藤は僕の失敗を笑って茶化して慰めて、何でもないような事みたいに扱ってくれて。
菅原は僕を見るたび気分転換に誘ってくれて。
利國は僕の方が詳しいはずの仕事に的確なアドバイスをくれて。
辻はどんな小さな仕事でも喜んで手伝ってくれて。
難波は僕がする仕事にはどれもお礼を言ってくれて。
宮本は僕が忘れている仕事を指摘して、窮地を救ってくれて。

皆が、卑屈な自分を受け入れてくれたから今までやってこれたのだと、僕は思っています。

本当に同期には甘え続けた3年間でした。

2年間他の人より遠回りをしたことは本当に後悔しているし、今でもやり直せるならやり直したいと思うけれど。

それでも今の同期と3年間一緒にいれた事だけは、2年間遠回りしてよかったと、心から思える事でした。

この繋がり自体が、数年後、数十年後まで続くのかはわかりません。

だけど、この3年間の思い出だけは、いつまでも覚えていたいと、そう思っています。

大変だったことも辛かったことも、大切な記憶として残したいと思える3年間でした。

読み返したら多分恥ずかしくなるので、碌に推敲していませんが。

これで僕の最後の日誌はおしまいです。