選手全日本への意気込み【4年 主将 水谷孝之】
私が出場したのは敗者復活トーナメントからでした。敗者復活初戦の駒沢大学との試合は私に来る前に勝負が決まり、初戦による緊張を感じることなく試合をすることができ、背負い投げで一本をとりました。その後の理科大学戦も落ちついて試合をすることができ横四方固めで勝つことができました。決勝の相手は青山学院大学を下し波に乗っている東大でした。私は先鋒だったためチームに勢いをつけるため必ず勝たなければと気合いを入れ試合に臨みました。試合は開始1分くらいで小内刈で一本勝ちし、チームに勢いをつけることができ、その後前田が勝ち、久保田が引き分け、伊藤、服部が勝ち見事全日本出場権を獲得しました。選手全員が下がることなく前に出る積極的なよい試合ができたと思います。柔道部生活四年間でもっとも嬉しく思い出に残る1日となりました。

【4年 上村亮介】
試合前日、私は生来の気の弱さからか、一睡も出来ませんでした。そのうえ試合前には、歯ぐきがシビれガチガチとうまく噛み合わせられなくなると言う不思議体験もし、正直コンディションは最悪のものだったと思います。自分の身体が自分の意思で動かせず、まるで他人の身体を動かしているような疑似感覚、以前の私だったらその時点で戦意を喪失してしまうところです。が、豊富な練習量に裏打ちされた現在の私は、むしろそんな操り人形状態の自分をポジティブに捉え直し、現代の名カラクリ人形師よろしく、なんとか身体を動かして二勝一敗(一敗は実力負けをしていました)と言う結果を残すことが出来ました。
とは言っても、私は自分の実力がまだまだこんなものではないと過信していますので、全日本では東京学生での経験をいかし緊張せず前へ前へでるような柔道で、勝利をもぎり取りたいと思います。ご声援ありがとうございました。今後もどうか、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

【3年 西森福人】
この度の東京学生柔道優勝大会に於きまして、念願の全日本学生柔道優勝大会の切符を手にすることができました。塾柔道部26年振りの快挙であり、自分が選手としてこのような経験をさせていただいたことに深い感激を覚えるとともに、朝飛師範や加賀美監督を始め、OBの諸先輩方、また共に汗を流してきた部員一同にこの場をお借りしまして御礼申し上げます。ありがとうございました。
敗者復活戦決勝戦の東大戦に勝利した瞬間、あふれ出る喜びとともに昨年の東京学生の敗者復活戦決勝戦の記憶が目に浮かびました。昨年はあと一歩のところで苦杯を舐め、そのときの悔しさは今でもはっきりと憶えています。今回の結果は昨年の苦い経験があったからこそ達成できたものだと思います。26年振りの全日本学生出場なので、胸を張り堂々とした柔道をします。そしてチームの勝利に貢献できればと思います。
  
【3年 前田賢慶】
このたび、東京学生を勝ち抜き、全日本学生に出場することができました。26年ぶりの快挙ということでとてもうれしく、喜びもひとしおです。
今回の全日本学生出場は選手12人だけで手に入れたものではなく、選手以外の部員も日々の練習や応援などで共に戦い、勝ち得たものです。
団体戦には選手一人一人が最後まであきらめず、勝ちにいくという姿勢で戦うことが不可欠です。さらに、全員の気持ちが一つになることも大切です。今回の東京学生では、まさに柔道部員が一丸となって、勝利をもぎとりにいったことが実感できました。
これからはこの良い経験を生かし、部員全員が新たな、また明確な目標を持ち、稽古に精進していきます。よろしくお願いいたします。

【3年 松坂公平】
この度26年振りの塾柔道部全日本学生出場の機会に立ち会うことができ、心から嬉しく思います。私は1回戦の学習院大戦、2回戦の順天堂大戦に出場し、1回戦は腕拉十字固で勝利しましたが、2回戦は不注意な寝技の受けで敗北してしまいました。敗者復活戦に回ってからは残念ながら出番はありませんでしたが、選手と同じ位置から出られない分だけ精一杯声を出しました。決勝の東大戦で後輩の服部が勝利を確定させた瞬間は今でも忘れられません。これまでせいぜい都大会出場レベルの選手だった私が、塾柔道部3年目にして全国大会という夢の大舞台でチームの一翼を担えることになったのはひとえに師範、監督、諸先輩方からのご指導と現役部員との日々の稽古のお陰であります。全日本学生では萎縮することなく思いっきり技を出し、東京学生で働けなかった分までぜひ塾柔道部に貢献したいと思います。

【3年 池田有毅】
私は1回戦・2回戦・敗者復活2回戦の3試合に出させていただきました。不戦勝を含め2勝1敗という成績以上に、1部復帰のかかった順天堂大学戦で不甲斐ない試合をしてしまったことが非常に残念です。昨年、東京学芸大との敗者復活最終戦に出場し、敗れた身として今年にかける思いは非常に強いものがありました。
しかし、結果としてあまりチームに貢献できなかったこと、また試合に向けた体調管理の甘さなど、26年ぶりに全日本学生への出場権を獲得できた喜びよりも、今は悔しい思いでいっぱいです。
このことを糧に、全日本学生では自分の持てる力を存分に発揮して、チームの勝利に貢献し、OBの皆様や部員の仲間に恩返しができるように残りの時間を過ごしていきたいと思います。

【3年 岡部弘志】
慶應義塾体育会柔道部三年、ならびに慶應義塾大学理工学部電子工学科二年、岡部弘志と申します。自分は慶應義塾の柔道チームの一員として戦える団体戦に出る事を一番の目標とし、一年の頃より体重増量、筋力増強を念頭において練習していました。今回、東京学生柔道優勝大会へ出場し、塾柔道部として戦えた事をうれしく思います。塾柔道部が一体となり、全日本学生への出場が決まった時の感動は大きかったです。全日本学生に向けて少しでも慶應義塾柔道チームに貢献できるように尽力します!

【2年 久保田誠】
今回、メンバーの中にけが人が多いということと、自分の体調が良かったということもあり、五試合に出場させて頂きました。そんな中、26年ぶりの全日本学生出場の切符を手に入れることが出来て、とても嬉しかったです。
試合中は、自分を監督、師範、先輩や同期、後輩が、的確な指示、応援して下さったので、それに励まされて、自分の本来の実力の何倍も出せたのではないかなと思っております。
また、試合前に一年半以上思いを寄せていた女性に告白、あえなく失敗し未練たらたらで試合に臨むことになってしまいましたが、最後の東大戦では、有効をとられた後、彼女への未練が勝利への執念へとエヴォリューションし、無事取り返すことが出来たことを思うと、彼女に振ってくれてありがとうと言いたいです。
大きな目標を達成することが出来ましたが、これに満足することなく次は全日本学生勝利、連続出場、早慶戦勝利を目指して頑張っていきますのでこれからも、ご指導、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

【2年 服部知孝】
「もう一度、全国の舞台に立ちたい!!」 
自分が大学入学時に一番強く抱いていた思いである。全国大会は、中学時代に一度経験したが、それ以降は、もう随分と遠ざかっていた。今回、慶應としては26年ぶりに、自分としては5年ぶりに全国大会に出場することができ、とても嬉しく思っている。多くの応援し、支えてくださった方々に感謝をしたいと思う。
今回、出場が決まった瞬間、みんなでガッツポーズをして、みんなで喜びあった。そのとき味わったような達成感が、自分は、たまらなく好きだ。このような思いをたくさんできるように、また気を引き締め直して、頑張ろうと思う。
今回の全日本学生出場を足がかりに、大きく飛躍し、もっともっと実力をつけて、さらに上へと邁進したい。

【1年 伊藤亮彦】
先日、私は東京学生優勝大会の団体戦に出場させていただきました。私は5試合中4試合に出場し、3勝1敗の成績でした。
1年生の私にとっては初めての東京学生でしたが、全日本学生出場が決まった瞬間に感動が溢れてきました。私も先輩方に昨年までの惜敗の悔しさを幾度と聞かされており、今年の大会に向ける思いは全部員一丸となっていました。
試合には良いモチベーションで挑めました。試合前の練習では試合が近づくにつれて選手それぞれが自分なりの調整を行い、OBの先輩方も来て稽古をつけて下さったりして士気を高めて試合に挑むことができました。
今年の東京学生では選手に負傷者が続出しつつもチームの総合力で勝ち上がれた感じがしました。6月の全日本学生では厳しい戦いになるのは必至です。しかし、出場するからには勝ちに行きたいと思います。怪我を治し、ひとつでも多く勝ってチームに貢献できるよう、今日も練習を頑張りたいと思います。