平成6年卒の本多です。
5月5,6日に神奈川県立武道館において関東大会の団体戦の予選がおこなわれまし
たので、塾高の試合結果をご報告いたします。
塾高は昨年同大会において3位入賞を果たし、関東大会でもベスト16に進出いたし
ました。
今年は主力メンバーだった郡司、新藤、安藝、辻が卒業し、昨年から出場していた選
手は後藤と西村のみということもあり、厳しい戦いが予想されました。
また、本大会が神奈川県(横須賀)で開催されるため、出場枠が例年の8から11に
増えるため、戦力の充実しつつある慶応藤沢にも出場のチャンスが期待できる大会と
なりました。

試合結果
2回戦 対 新羽高校   5-0で塾高の勝利
初戦は先鋒から人見(2年)、井上(2年)、三觜(3年)、廣谷(2年)、白鳥
(3年)の布陣で臨み、全員一本勝ちで勝利しました。

3回戦 対 修悠館高校  4-0で塾高の勝利
初戦と同じメンバーで、次鋒の井上は引き分けるなど若干苦戦はしましたが、結果的
には4-0で勝利しました。この時点でベスト8以上が確定し、4年連続の関東大会
出場が決定いたしました。

準々決勝 対 日大藤沢高校  2-2 代表戦で塾高の勝利
先鋒の人見は昨年60kg級で3位入賞した竹谷と互角に渡り合い引き分けました。
続く西村はきっちりと抑え込みで一本勝ちしましたが、三觜が一本を取り返され1-
1のタイ。
ポイントゲッター後藤は日大藤沢のエース山崎にやや手こずったものの、一本勝ちし
大将の白鳥につなぎました。ここで一本負けさえしなければ塾高の勝利でしたが、日
大藤沢の大将田上にまさかの一本負けを喫し、代表戦にもつれ込みました。
ここでも後藤と山崎の再戦になりましたが、再び抑え込みで一本勝ちを果たし、ベス
ト4進出を決めました。

準決勝 対 桐蔭学園高校  1-3で桐蔭学園の勝利
準決勝は神奈川2強の一角、桐蔭学園との対戦となりました。
先鋒の人見は73kg級ジュニア強化選手の竹内と対戦し、技有と有効を取られて優
勢負け。
一本負けしなかったので健闘といえるかもしれませんが、せっかくのチャンスで攻め
る姿勢があまり見られなかったことが惜しまれます。
次鋒の西村は、指導を取るほど攻め込んでいましたが、ポイントを奪うまでには至ら
ず引き分け。
中堅の三觜は健闘むなしく一本負けを喫しました。
副将の後藤は中学時代全国大会(重量級)で優勝した経験のある藤井と対戦しまし
た。
体格で勝る藤井を組み手でうまくコントロールし、中盤には見事な足払いで技有を奪
い優勢勝ちし、大将白鳥につなぎました。
白鳥が一本勝ちすれば代表戦に持ち込めるため、白鳥も重量級の根津相手に積極的に
技をかけましたが、最後は返されて一本負け。残念ながら3位決定戦に回りました。

3位決定戦 対 相洋高校  2-1で塾高の勝利
先鋒の人見がカデ(15~16歳)全国2位の込山相手に互角の展開で引き分けまし
たが、次鋒の西村が有効を取られた後に袖釣りでまさかの一本負け。苦しい展開とな
りました。
続く三觜は若干押され気味ながら引き分けに持ち込み、副将の後藤が登場。
相手の吉田選手は重量級で非常に受けの強い選手で投げきることが出来ませんでした
が、残り3秒で指導2つ目を取り優勢勝ちを果たしました。
1-1ながら内容で負けているため、大将が勝たなければ塾高は勝利できない状況
で、白鳥は有効を奪取後きっちりと抑え込んで一本勝ち。見事2年連続の3位入賞を
果たしました。

準々決勝からは苦戦の連続ではありましたが、昨年と同様の成績を収めることができ
たのは大きな収穫でした。後藤、西村の活躍はもちろんですが、先鋒人見の成長が
チームを助けることになりました。
本戦までに更なる成長を果たすことで、昨年同様の活躍ができればと期待しておりま
す。

慶応藤沢は3回戦で桐蔭学園に0-5で敗れましたが、中堅までの3名はかなり良い
勝負をしており、次鋒の谷選手は先に有効を奪うほどの惜しい試合でした。
その後の出場決定リーグ戦では0勝3敗でしたが、秦野総合、立花学園には2-3と
いう惜しい敗戦で今後の活躍が大いに期待できます。
特に渡邉、谷、ピーターゼンの前3人は、思い切りのいい柔道で、他校の生徒も注目
しておりました。

以上ご報告です。