平成６年卒の本多です。

大変遅くなりましたが、３月１９日（月）に日本武道館にて第３４回全国高等学校柔
道選手権大会が開催され、個人戦（無差別級）に塾高２年の後藤隆太郎が出場いたし
ました。
後藤は昨年のインターハイ個人－100ｋｇ級でもベスト8に進出しており、（－100ｋ
ｇ級がないため）無差別級に出場するとはいえ「優勝候補」の一角の位置づけでし
た。
しかしながら、準々決勝で静岡学園の佐藤選手に1－2の旗判定で敗れてしまい、惜し
くもベスト8にとどまりました。

1回戦　　対　北岡　宏樹（広島・崇徳）　　　有効で勝利
2回戦　　対　佐藤　博昭（新潟・豊栄）　　　警告で勝利
3回戦　　対　渡邉　大樹（熊本・東海大二）　注意で勝利
4回戦　　対　佐藤　和哉（静岡・静岡学園）　ＧＳ判定（１－２）で敗退　　ベス
ト8

1回戦の対戦相手は強豪・崇徳高校の北岡選手でしたが、なかなか技が出ずに終盤有
効を取って何とか勝利しました。
いつもと比較すると慎重になっているのか、若干思い切りに欠ける印象を受けまし
た。
2回戦は後藤十分の組み手で試合は終始しましたが、相手を投げるには至らず、逃げる相手に指導3つが与えられての勝利でした。
3回戦も組み手のうまさで試合の序盤～中盤を支配し、早い段階で指導2つを取りまし
たが、終盤には守勢に回り、逆に指導１つを取られる展開になり、決め手のないまま反則ポ
イントで勝利し準々決勝に駒を進めました。
組み手がうまく、積極的に技を仕掛ける後藤にしては、慎重にいき過ぎているのではないかと思うような展開が続き、消化不良な雰囲気を引きずったまま準々決勝を迎えました。
神奈川県大会でも序盤はいまひとつながら、試合が進むにつれ尻上がりに調子を上げた大会も少なくなかっただけに、「そろそろ」と期待をしていましたが、やはりこの試合もお互いの決め手がないまま、明確なポイントを奪うことが出来ずに1－2の判定で敗れてしまいました。
「らしくない試合」で負けた気がしないまま準々決勝敗退となり、本人も消化不良だったのではないでしょうか。
全国ベスト8という結果については非常にすばらしいと思うのですが、後藤自身もさらに上を目指していたと思いますので、残念な結果と表現させていただきます。
厳しい神奈川県予選を勝ち抜き、インターハイでは優勝を目指して頑張ってもらいたいと思いますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。