第34回全国高等学校柔道選手権 神奈川県予選(団体)のご報告

1月29日(日)に神奈川県立武道館にて全国高校選手権の予選が行われました。
結果は以下の通りです。

1回戦 対 藤沢翔陵 3人残しで勝利
 初戦は非常に動きが堅く、先鋒の廣谷が1勝1分け、次鋒の人見も1勝1分けで最
後に中堅の白鳥が一本勝ちで締めて3人残しで勝利
2回戦 対 浅野   4人残しで勝利
 先鋒の三觜が3人抜きした後に副将に敗れるが、次鋒の白鳥がきっちり2人抜き切

3回戦 対 日大藤沢 1人残しで勝利
 予選トーナメントの最終戦は強豪の日大藤沢。
 先鋒の廣谷は前週の個人戦で一本負けした相手に対してよく粘り引分け。組手を徹
底、頭を下げないの2点をしっかり守り進歩を見せた。次鋒の人見は終了間際で指導2つをもらい敗退。積極性が少し足らなかった。
中堅白鳥は1人抜き返した後引き分けてタイに持ち 込む。ここで副将・西村が日大
藤沢のポイントゲッター山崎選手と対戦。体格差があり、やや劣勢ながらも確実に引
分け大将の後藤に繋 ぐ。大将後藤はきっちりと一本勝ちし、4校リーグ戦へとコマ
を進めた。

4校リーグ戦
4校リーグ戦で2位以上が準決勝に進むことができる。

初戦  対 桐蔭学園 3人残しで敗退
 桐蔭の先鋒・渡部選手は81kg級の好選手。三觜はやや健闘するが、続く廣谷、
白鳥はなすすべなく3人を抜かれる。4人目の西村
 でようやく引き分けるが、大将後藤は桐蔭次鋒の藤井(全国中学の重量級チャンピ
オン)相手に無理をせず(?)引き分けで万事休す
2戦目 対 相洋   2人残しで勝利
 相洋戦では人見が大奮闘。3人抜きを果たし、相手副将と引き分けた。大将に廣谷
は敗れるが、中堅白鳥が引き分けて2人残しで勝利
3戦目 対 武相   1人残しで勝利
 先鋒の廣谷が引き分けたあと、次鋒の三觜が不覚の一本負け。中堅白鳥、副将西村
も引分け、相手副将、大将を残し、慶応は大将後藤に託す。後藤は力の差を見せつけ、短時間で2人を抜き返し1人残しで勝利

リーグ戦2位(Bブロック)で準決勝進出

準決勝 対 東海大相模 3人残しで敗退   3位入賞
 ここまで粘り強く勝ち上がってきたが、東海大相模の先鋒・真砂屋に立て続けに4
人抜かれ、あとは後藤に託すことに。
 後藤は貫録の一本勝ちで1人抜き返すが、次鋒・河端に逃げ切られ3人残しで敗
退。塾高の3位入賞が確定した。

3年生が抜け、大幅な戦力ダウンと言える状況の中、非常に頑張ったと思います。
絶対的なポイントゲッター後藤がいるので準決勝まではいけると予想していました
が、後藤に依存しすぎることなく、他のメンバーもそれぞれ検討したことが大きな収
穫であり、彼らの自信にもつながる気がします。
特に相洋戦で3人抜きした人見は見事な試合で応援に駆け付けてくださった先輩方も
感心されていました。
郡司たちの代ほどの派手さはありませんが、彼らなりにこれから1年頑張ってくれる
のではないでしょうか。

今回は非常に多くの先輩方が応援に駆け付けてくださり、高校生も励みになったかと
思います。
また、先日菅原先輩のご紹介で貴乃花部屋に体験入門させていただいたご縁で、貴乃
花親方が応援に駆け付けてくださいました。
親方は差し入れのおにぎりを両手に持ち、電車でわざわざ来てくださったのですが、
そうしたなかなかできない経験も彼らのパワーになったのではないでしょうか。

今後の高校生の活躍に期待したいと思います。