≪高校国体予選(1日目)の結果≫
第1日目は、先鋒(60㎏級)と大将(無差別級)の選手選考試合でした。
昨年は90㎏級と無差別級にそれぞれ郡司君、後藤君が優勝し、全国大会での
神奈川チーム優勝に貢献、両君が小泉体育賞を受賞しました。
昨日も、60㎏級では塾高2年生の西村君が、そして無差別級では後藤君が
それぞれ見事に優勝を果たし、神奈川チームの先鋒と大将は塾高の両君が選出されま
した。
60㎏級には、昨年まで東海大相模の高藤君という超高校級の選手が君臨していまし
たが、
まさに「西村時代」を想起させる素晴らしい試合運びでした。準決勝まで全く相手を
寄せ付けず、
オール1本勝ち。「天才的」とも形容できる切れのある背負い、内股などで勝ち進み
ます。
東海大相模の井澤選手との決勝戦こそ延長戦にまで粘られますが、あきらかに西村君
と組み合うことを
恐れる相手の試合態度に、審判から「反則」が言い渡され、西村君の優勝となりまし
た。
無差別級は昨年に引き続き、後藤君の完璧な優勝でした。オール1本勝ちもさること
ながら、
準決勝の桐蔭学園・藤井選手、決勝の東海大相模・中井選手とも、「とても勝ち目は
ない」と言った
様子が試合態度から見てとれました。120㎏は優に超える中井選手が後藤君の内股
で宙に舞っても、
会場全体が当然の結果であるかのように、静かに見守っていました。
塾高の両選手の優勝の陰に隠れはしますが、60㎏級に出場した塾高2年の佐藤君は
じめ、
湘南藤沢高の渡辺君、多田君、松坂君、黒崎君、大森君達もとても頑張っていまし
た。
ベスト8を賭けた試合では塾高佐藤君と藤沢多田君の対戦があったり、渡辺君が東海
大相模の向笠選手に
払い腰で1本勝ちしたり、とても見応えのある大会1日目でした。
2日目は次鋒、中堅、副将の選手選考が行われます。大学、高校ともに健闘を期待し
たいです。
高崎郁雄(昭61卒 湘南藤沢担当)