こんにちは。法学部・政治学科4年の進士凱一です。引退してから気づけばもう4カ月が経ち、時間の流れの速さを実感しています。母に「部屋が汚い!」と怒られながら、部屋を片付けていると、たまたま初めて着た練習道着が見つかりました。それを久しぶりに手に取ってみると、「俺、こんなに小さかったんだ」と驚き、入部した頃の記憶がよみがえりました。
当時の私は69キロのがりがり高校生で日本語もまだ不自由な状態でした。スポーツのこともほとんどなかったのに、なぜか塾柔道部に入部することになり、周囲を驚かせたことを思い出します。早稲田大学柔道部の選手である樋口くんと一緒にアルバイトをしていたのですが、彼に入部の話をしたとき、「お前マジ?」と目を丸くして聞かれたのが、とても印象的な瞬間でした。当時の私は體育會の厳しさを知らず、なぜ彼がそんな反応をしたのか不思議に思っていました。しかし、実際に入部し、柔道のハードな練習を味わってみると初めて、その意味が理解できました。
正直に言うと、日本語が不自由で運動神経もよくなかったため、何度も塾柔道部を辞めたいと思いました。しかし、同期や先輩たちの応援や親切な接し方のおかげで続けることができ、気づけば4年間が経過していました。日々の稽古でボコボコにされ、疲労と痛みに耐えながらの練習は永遠に続くように感じましたが、今振り返ると、あっという間だったと実感します。
僕が海外に住んでいた頃、大人たちがよく「Short but long time(短いが長い時間)」という言葉をよく言っていました。その意味を当時は深く理解できませんでしたが、今4年生になり、ようやくその重みがわかるようになりました。あの頃の自分に「勉強と運動、もっとしっかりやれよ!」と伝えたい気持ちです。大学生活を振り返ると、「もっとこうすればよかった」「なぜあんなことをしてしまったのか」と後悔することもいくつかあります。しかし、塾柔道部に入部し、最後まで同期・先輩・後輩と共に活動できたことに、後悔は一切ありません。むしろ、心の底から感謝の気持ちしかありません。皆さんがいたからこそ、私はここまで成長できて、楽しい4年間を過ごすことができました。
塾柔道部には大変お世話になりました。これからも塾柔道部を支援し、そのさらなる発展を心から応援していきたいと思っています。今後もよろしくお願いいたします。失礼します。



