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ご無沙汰しております。マネージャーとして大変お世話になりました、土屋文乃です。皆様いかがお過ごしでしょうか?わたくしは、と言いますと、持て余す暇もなく引退してからの4ヶ月を過ごし、間も無く長い社会人生活を迎えようとしています。

大学生活に不安を覚えながら迎えたコロナ禍での入学。そのような状況下でも、胸を張って語れるような学生生活を送りたい!という強い思いから、日吉道場に出向いたのが柔道部との出会いでした。ひと目で心を奪われたあの日のことは記憶に新しいです。引退後は柔道部からすっかり離れた生活を送っていますが、後輩たちと定期的に連絡を取りながらOGライフを模索し、柔道部への想いは今も昔も変わりありません。
私のいた2021年から2025年に渡る4年間は、世間的にも、柔道部にとっても「復興」の時代だったと思います。2021年には、数多くの伝統行事や大会において、中止・無観客・人数制限などの文言を多く見た気がいたしますが、今では殆ど従来の形に戻りつつあります。

この「復興」の時代に柔道部に所属できたことは、私にとって大変貴重な経験でした。何をするにも現役部員全員にとって初めての場面が多く、手探りで伝統の復興に奮闘し続けた、その様な感覚があります。歴史ある柔道部ですので、各活動のゴールこそ定まっていましたが、コロナの影響から、過程に関しては高い自由度があったように思います。その様な環境下での活動は、自分なりの貢献の形を模索できるという意味で、とてもやり甲斐のあるもので、部活動におけるあらゆる効率、快適さ、平等、、、色々なことに拘りを持ちながら、自分なりの貢献の形を模索できたことが本当に楽しかったです。突発的で何の根拠もない私の提案を、否定されることもなく、どんな挑戦も後押ししていただける環境にあったことに心から感謝しています。本当にありがとうございました。

のびのびと活動させていただいた後輩としての3年間。私なりに積み上げたものを、どう後輩に引き継ぐか悩んだ最後の1年間。振り返れば、柔道部で学ばせていただいたことは本当に沢山あります。卒業を控え、間も無く社会人になりますが、柔道部で培った経験は今後の人生の土台として、私に寄り添い、支えてくれる、そんな心強い存在となるでしょう。社会に出ると共に、完全に柔道部を引退するような感覚で、寂しい気もいたしますが、塾柔道部のOGであるという誇りを胸に、社会人生活も逞しく頑張りたいです。

最後になりますが、柔道とは全く縁のないわたしを温かく迎え入れ、学生生活を豊かにして下さった塾柔道部の皆様、本当にありがとうございました。このご恩、少しずつお返しさせてください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。