10月15日(土)に行われました全日本学生柔道体重別選手権大会において、元塾柔道部部長である石川忠雄元塾長が功労賞を受賞なさいました。
皆様もご存知の通り、昭和26年に発足した全日本学生柔道連盟は、昭和58年に組織が二つに分かれましたが、三田柔友会の先輩方をはじめ関係者のご尽力により昭和63年に日本学生柔道連盟として再び一つの組織にまとまりました。
そして平成4年、当時の慶應義塾長であった石川忠雄先生が会長に就任されましたした。
石川会長は、組織改革と資金確保を目標に掲げ、まず組織を任意団体から公益法人へと変える作業に取り掛かかりました。早速、「法人化推進委員会」(委員長:植村健次郎先輩〈昭和38年卒〉)が設置され、文部省(担当部署:体育局体育科)との協議に入るとともに基本財産の確保や申請に必要な書類作りを進めました。法人格については協議の結果、「社団法人」を目指すこととなり、その後具体的かつ精力的に活動を展開し、基本財産の2300万円を確保しました。そして、平成7年12月に文部省体育局体育科への最終的な申請書類を提出し、さらに年が明けて平成8年3月8日に日本学生柔道連盟臨時評議委員会を開催して社団法人全日本学生柔道連盟の設立を決議し、法人設立代表者に石川忠雄会長を選任し、法人設立の体制は、整えられました。こうして平成8年3月22日、文部大臣の許可が下りたのです。
このように社団法人化に大変尽力なさった石川忠雄元会長は、平成13年までの10年近くの長期間会長に在任なさり、その功績が称えられて今回の功労賞受賞につながりました。
功労賞の授賞式は決勝戦が始まる前に執り行われ、現在の全日本学生柔道連盟の会長である佐藤宣践氏より石川忠雄元会長秘書の久持典子さん(ご本人は出席されず)に功労賞が手渡されました。